三原村は昔からおいしい米どころとして有名です。昔、その米を発酵させて濁酒(どぶろく) を造っていました。どこの家でも自分の田の米を使い、当たり前のように造っていました。 明治32年、酒造業の免許鑑札者以外は醸造を禁じられてからはその味は幻となりました。しかし平成17年に、酒税法特例の認定を受け、濁酒製造許可を取得し、昔ながらの濁酒を再び造ることができるようになりました。 現在、6軒の農家で「土佐三原どぶろく合同会社」を設立し、村を代表する特産品として製造販売しています。
平成17年、どぶろくを披露するために開催したのが「どぶろく祭り」。回を重ねるごとにファンが増え、遠隔地ながら毎年、約5,000人もの人が訪れています。また、お遍路さんが農家食堂へ立ち寄った時にどぶろくを気に入り、海外へ送るために購入してくださったことも。どぶろくが世界中で愛される日が近いかもしれません。
どぶろくを使ったスイーツも開発されています。いろいろな商品で、三原のどぶろくを楽しんでいただけます。